TBS『SASUKE』米版『NW』,今度はモバイルゲームでも北米展開！

2013.05.31

TBSテレビの大ヒット番組『SASUKE』のアメリカ版が、今度はモバイルゲームとして北米市場に登場する。タイトルは、『Ninja Warrior Game（ニンジャ・ウォリアー・ゲーム）』。内容は『SASUKE』の米版"Ninja Warrior（ＮＷ）"をモチーフにしたもので、制限時間内に難関コースを制覇するというスリルをこのゲームでも体感できる。

『Ninja Warrior Game』はＴＢＳテレビとマーベラスＡＱＬ（注）が一昨年から共同事業で開発。今年4月からカナダでテスト配信が行われているが、マーベラスＡＱＬのアメリカ現地法人によって、5月29日（現地時間）より、Android、iOS、Kindle Fire Devices向けスマホ・アプリとしてiTunes App Store、Google Play Store、Kindle Fireの3つのプラットフォームを通じて全米向けの本格的配信サービスを開始する。

ゲーム内容は、ＴＶシリーズを元に開発され、プレーヤーはアバターである挑戦者に技や体力を習得させ、その後、コースの難所に次々と挑戦し、ステージをクリアしていくというもの。ステージをクリアするたびにスポーツウェアなど様々なアイテムを獲得でき、アバターをカスタマイズするという楽しみもある。ゲームには、６つの「緑山ボーナスステージ」を含めた30ものコースが用意されている。制限時間内により速くゴールすることで、多くのアイテムと報酬が得られる。個人でプレーすることはもちろん、他のプレーヤーの記録と競うこともできる。

『SASUKE』のアメリカ版 "Ninja Warrior"は、2006年より全米ケーブルネットワークG4（現：エスクワイア･ネットワーク）でレギュラー放送開始し、以降、記録的視聴率を何度も記録するなど、局を代表する看板番組に成長。2011年以降は、スピンオフ・シリーズの『American Ninja Warrior』が、米4大ネットワークのＮＢＣにおいてもゴールデンタイムで放送されている人気番組だ。2013年7月1日から最新『シーズン５』が、再び2つの全米ネットワークで放送されることになっているが、今回のゲーム配信は、この最新シリーズの全米放送開始に先駆けたもの。

『NW』を含む『SASUKE』の販売先は、157の国・地域に達しており、販売先はアジア、欧米各国をはじめ、旧共産圏やアフリカ、中東、中南米諸国など世界5大陸に及んでいる。またFacebookでの"Ninja Warrior"公式サイトでは81万人を超えるファンを獲得している。

TBSでは、これまで国内大手ゲームプラットホーム会社を介して、「SPEC」、「ばんどる♪」などのソーシャルゲームを展開してきた。今回のスマホ向けアプリという新ジャンルのゲームコンテンツへの取り組み、そして北米市場という新たな海外マーケットへの展開は、これまでにない新規事業となる。

世界的な人気番組をゲーム化することにより、番組とゲームという新たなシナジーを世界に向けて展開する。

注）【株式会社マーベラスＡＱＬについて】

マーベラスＡＱＬは、ＰＣ・モバイル向けオンラインゲーム、家庭用（コンシューマ）ゲーム、業務用ゲーム、音楽、アニメなどの映像作品、さらにはライブ・エンターテイメント（舞台）まで、「マルチコンテンツ」「マルチユース」「マルチデバイス」といったコンテンツの水平展開を基軸に様々な形でエンターテイメントを提供する総合エンターテイメント企業。東京品川区 / 許田周一　代表取締役社長。