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TBS『ごきげんテレビ』アメリカ版、超激戦区で今期最高視聴率を獲得

2012.11.07

TBSで1986年1月から1992年3月まで放送されたバラエティー番組『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』「面白ビデオコーナー」のアメリカ版"America's Funniest Home Videos (AFV)"が、今期における同番組の最高視聴率を記録した。

今期の最高視聴率を記録したのは、現地時間10月28日(日)のゴールデン帯。この時間帯は、スポーツ番組の激戦区として知られている。特に同日は全米フットボールNFL(人気番組"Sunday Night Football"=NBC系)と、サンフランシスコ・ジャイアンツ3連勝で今シーズンの優勝に王手がかかった全米プロ野球MLB(ワールドシリーズ第4戦=Fox系)、さらにCBSでは、最大規模ハリケーン関連の報道という、通年でも滅多にない強力な裏番組の布陣だった。

そうした中、午後7時の時間帯でAFVは安定した視聴率を保つとともに、最も重要視される成人18〜49歳層でCBSに21%の大差をつけた。また全視聴者数でみるとAFVは前週比で12%増、若年層では同23%増となり、今年5月以来の最高視聴率となったほか、12〜17歳層では3月以降過去8カ月間の最高視聴率を記録した。

『AFV』は、2012年秋から放送23年目に突入しており、60年超の歴史を誇るABCのエンターテインメント(バラエティー)番組史上、最長寿の番組となっている。視聴率競争が激しいアメリカの地上波ネットワークで、番組が10年継続するのですら珍しい中、継続20年超は群を抜いており、同番組はアメリカ人であれば誰でも知っているほどの知名度を誇る。番組のFacebookページのファンは147万人を突破し、増え続けている(11月第1週現在)。

『AFV』は、まだ「フォーマット番販」という概念が世界的にも認識されていなかった

1980 年代に、TBSがアメリカBellon Entertainment社と共同で、『ごきげんテレビ』の「面白ビデオコーナー」を1988年に「フォーマット番組販売」したことで実現したもの。 アメリカ人スタッフとキャストによって制作され、日本のオリジナル映像は一部の投稿ビデオを除いて、一切使われていない。

これまでに100カ国超に輸出され、世界的な「視聴者ビデオ投稿番組」のきっかけを作った。アメリカでは、"Original YouTube": オリジナル・ユーチューブ(ユーチューブ以前からあるユーチューブ)としても知られており、各国で根強い人気を博している。