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TBS『SASUKE』米版シーズン4
G4、NBC共に好調な滑り出し

2012.05.30

『SASUKE』米版“Ninja Warrior(ニンジャ・ウォリアー)”の最新シリーズ“American Ninja Warrior(アメリカン・ニンジャ・ウォリアー)”シーズン4(ANW4)の初回放送が、史上初めて複数の全米ネットワークにおいて、2夜にわたるゴールデンタイム(G帯)2時間特番で始まった。視聴率も昨年大成功を収めたシーズン3を、さらに両局で大幅に上回るなど、好調な滑り出しとなった。

まず5月20日(日)、午後9〜11時(米東部時間)のG帯2時間特番で、西部州ブロック予選の模様が全米ケーブル局G4(ジー・フォー)で放送された。米メディアなどによると、ANW4の視聴者数は、前4週の日曜午後10〜12時平均視聴者数の3倍以上にあたる228%増、スポンサーと放送局が最も重要視する男女18〜49歳層では4倍以上の330%増。前年第2・四半期プライムタイム(P帯)平均比でも3倍以上にあたる216%増と大幅に増えた。また、大成功を収めた前作シーズン3の初回放送と比較しても、すべての性別年齢層で2桁の伸びを記録した。

翌21日(月)には、地上波NBCが同時間帯で西部州ブロック決勝の模様を放送し、スポンサーや放送局が最も重視する男女18〜49歳層で、昨年8月22日に放送し大成功を収めた前シーズンANW3の最終話特別番組の視聴者数と比べ41%増、全視聴者数でも、前作に比べて48%増を記録した。全視聴者数ではABCの裏番組(人気デートショー“The Bachelorette”)に及ばなかったものの、男女18〜49歳では同率で肩を並べたほか、午後10時からの後半1時間の男性層ではABC、CBSを抜いて1位を確保した。

ニューヨーク・タイムズ紙は、ANW4の視聴者数について、月曜9〜11時の番組帯にはABCの“The Bachelorette”が定着しており、そこへANW4をぶつけてきた。デートショーは完全に女性狙いの一方、ANW4はまったくの男性狙いの番組だとしたうえで、「ANW4が予想外に善戦したことで、ABCが、何とか同率を保った形」だと評している。

ANW4は、今後、7月23日(月)までの10週間、両局のG帯で放送される予定。複数の全米ネットワークで、同一番組が同時期にG帯シリーズ放送されるのは史上初めてで、初回の好結果についてG4とNBC両局の幹部は、満足していると述べている。

『SASUKE』(米版“Ninja Warrior”を含む)の販売先は、累計153ヶ国・地域に達しており、販売先はアジア、欧米各国をはじめ、旧共産圏やアフリカ、中東、中南米諸国など世界5大陸に及んでいる。またFacebookの“Ninja Warrior”ファンページでは、すでに69万人超のファンを獲得するなど、爆発的な勢いで人気が拡がっている。