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TBS番組フォーマット、アジアでも現地版続々制作!
今度はシンガポールで『SASUKE』現地版制作決定!

2012.04.25

TBSの人気スポーツバラエティ番組『SASUKE』の現地版が、今度はシンガポールで制作されることが決まった。アジアでの現地版制作は、昨年、マレーシアで国家支援プロジェクトとして成功を収めているが、それに続くアジア現地版制作第2弾となる。『SASUKE』の世界的人気は、アジア各国でも現地版制作へと大きな拡がりを見せている。

シンガポールで現地版を制作するのは、同国の総合メディアグループ「メディアコープ」が運営する地上波のメイン・チャンネルの一つ『Channel 5(チャンネル・ファイブ)』。シンガポールは独立記念日が8月9日で、毎年、国を挙げてのお祭り機運が高まるが、この日に放送をスタートし、2013年1月までに13本の放送を予定。メディアコープではすでに、出場者の募集を始めている。

シンガポールでは、すでに『SASUKE』アメリカ版”Ninja Warrior (ニンジャ・ウォリアー)”が同じChannel 5で放送されているが、現地でアメリカ版の人気が高まっていることと、隣国マレーシアでの現地版制作の成功が、フォーマット番販による、今回のシンガポール現地版制作に繋がった。

TBSは、1985年に韓国で『わくわく動物ランド』の現地版制作実現以降、『風雲!たけし城』や『しあわせ家族計画』など、アジア各国でも数々の番組の現地版制作をフォーマット番販により実現しており、直近では、イギリス、フリーマントルメディア社との協力で、インドネシアで『キリウリ』の現地版が制作されている。『SASUKE』は、その規模の大きさから、アジアでの現地版制作は難しいとされていたが、昨年のマレーシア版制作の成功が、良いかたちでアジア周辺国にも波及した形だ。TBSは、これまでに100ヶ国以上で200種類、数千話に及ぶ現地版を制作しているが、今後も、アジアを含む全世界でフォーマット番販による各国現地版制作を積極的に推進する意向。

TBSはほかにも、メディアコープとの提携に加えて、日本経済新聞との提携のなかで、アジア向けに、放送やインターネットを通じ情報発信を積極的に展開することも発表しており、アジアへのコンテンツ発信を一段と強化し、海外事業の拡大に注力している。

メディアコープは、シンガポールで地上波テレビ・ラジオのすべてのチャンネルを運営するとともに、新聞、出版、映画事業なども手がける総合メディア企業。メディアコープとの提携業務でTBSは、すでにドラマ『Mooncake (ムーンケーキ)』を共同制作。昨年末に日本とシンガポールで放送し好評を博したほか、日本の地上波ドラマとして初の全世界配信も実現している。今回の『SASUKE』現地版の制作は、同社との提携における業務でも第2弾の実現となる。