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モンテカルロ・テレビ祭でTBSドラマ『塀の中の中学校』が3賞を同時受賞!

2011.06.11

昨年10月11日に放送したTBSテレビの特別ドラマ『塀の中の中学校』が、10日夜(日本時間11日早朝)、第51回「モンテカルロ・テレビ祭」のテレビ・フィルム部門(単発ドラマ)において、最優秀作品賞を獲得!!加えて、最優秀男優賞が同ドラマ出演の渡辺謙さんに、さらにモナコ赤十字賞の3つの賞をあわせて受賞した。3つの賞を同時に受賞するのは極めて珍しい。

受賞したドラマ『塀の中の中学校』は日本で唯一、刑務所の中にある義務教育機関に、少年院で5年間教えていたある教師が赴任。税金が受刑者の教育に使われているという現実に疑問を感じながらも生徒達とぶつかり合いながら、生きる意味と教育の大切さを体験するという物語。

最終選考には10作品が残ったが、その中から見事、最優秀作品に選ばれた。

さらにドラマの中で生徒役を演じた渡辺謙さんの確かで繊細な演技が高く評価され、渡辺さんが最優秀男優賞に輝いた。TBSドラマでの最優秀男優賞の受賞は、2009年に田村正和さんがドラマ『そうか、もう君はいないのか』で受賞したのに続いて、2回目。これも日本の民放としては初めての快挙となった。

加えてドラマに対しては、特別賞にあたるモナコ赤十字賞も獲得。赤十字の理念には、人道、公平、中立、奉仕、単一、世界性があり、そうした分野をテーマにしたフィクション、またはニュースに与えられる賞で、日本の放送局でははじめての受賞となる。

<モンテカルロ・テレビ祭賞>

モンテカルロ・テレビ祭はモナコ公国が主催する歴史と権威あるテレビ祭。

1961年にモナコ公国のレイニエ皇太子が、当時依然として黎明期にあったテレビを「新しい芸術分野の発展と世界平和と理解促進」を目的に始めたもので、今回で51回目となる。

過去には『24』や『LOST』といったアメリカの大型人気番組が、最優秀賞を受賞している。男優、女優賞はドラマ部門ごとに設定されていて、2006年には『24』でキーファー・サザーランドが受賞。

日本からは2004年にドラマ・ミニシリーズ部門でNHK『蝉しぐれ』が作品賞、また主演した内野聖陽が同部門の最優秀男優賞を受賞した。

■ 北川雅一プロデューサーの受賞挨拶

「大変すばらしい賞をいただきありがとうございます。命の大切さ、学ぶことの大切さ、などたくさんのメッセージをこのドラマに込めました。

しかし残念なことに、3月の東北大震災で多くの日本人が命を落としました。また家や学校が津波で流されたために学ぶ機会を失っている人たちも大勢います。でも私たちは負けません。必ず復興します。そしてドラマを通じて、ひきつづき命や教育、家族の大切さを訴えることが、制作者の使命だと思っています。そんなドラマを作って、またここに戻ってきたいと思います。ありがとうございました。」

■ 最優秀男優賞を受賞した渡辺謙さんのコメント

「放送が終わると、忘れ去られることの多いテレビドラマですが、こういう形でまた、評価して頂けてありがたく思います。(生徒たちは)犯罪を犯してはいますが、社会の弱者を描いた作品です。これからも様々な視点を持ったドラマに関わっていきたいと思います。この作品に関わった全ての方々、おめでとうございます」