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TBS『ブレインサバイバー』、米で大ヒット!

2010.04.21

TBS『ブレインサバイバー』が、フォーマット制作により子供番組としてアメリカで復活。全米ケーブルテレビで児童視聴者層の最大シェアを獲得し、大量の追加制作発注を受ける程の人気を博している。

『ブレインサバイバー』は、TBSで2002年に期首期末の特別番組として3話放送されたバラエティー番組。アメリカに「フォーマット番販」※1され、現地出演者によって子供向け番組として再現された。アメリカのフォーマット版は、世界最大規模のキッズ・チャンネルNickelodeon(ニコロデオン※2)で、昨年9月以降、月〜金の30分レギュラー帯番組として全米放送がスタート。現地版タイトルは、“Brainsurge”(ブレイン・サージ、直訳は「脳に殺到」を意味する造語)。同番組は、毎回平均200万人の視聴者を獲得。ほぼすべての児童視聴者層でシェアを20%伸ばし、全米ケーブルチャンネル同時間帯の2〜11歳、6〜11歳のターゲット層で最大のシェアを獲得するほどの躍進を果たした。これを受け、同局は、40話の大量追加発注を決定、更なる制作に踏み切った。近々、第2シーズンとして放送予定。『ブレインサバイバー』のアメリカ版制作は、韓国、スペインに次いで3ヶ国目。アメリカで人気に火が付いている事で、今後各国への波及効果も期待される。

『ブレインサバイバー』は、記憶力や知覚を必要とする問題ばかりが出題される4つのステージを16人の回答者が勝ち抜き形式で競い、最終ラウンドを制覇した1人が賞金300万円を獲得出来るサバイバル形式のクイズ番組。アメリカ版は番組の基本コンセプトを踏襲しつつ、子供向け番組として現地出演者により再構成されている。

TBSは海外への番組販売(海外番販)に約40年間にわたり積極的に取り組んでおり、これまでに数百タイトル、数千話に及ぶTBSのドラマやアニメ、バラエティー番組などを、累計で世界約100ヶ国に販売するなど、「コンテンツ・プロバイダー」としても世界におけるプレゼンスを増している。

※1 「フォーマット番販」:

クイズやバラエティー番組などのコンセプトや制作ノウハウを販売する方法で、TBSはこの分野の草分け的存在。’80年代後半に『わくわく動物ランド』を韓国に販売したのを皮切りに、これまでに世界約100ヶ国で200種類近く、数千話に及ぶTBS番組の各国(フォーマット)版の制作実績を持つ。代表作には『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の「面白ビデオコーナー」のフォーマットや、販売実績が120ヶ国にそれぞれ達した『風雲!たけし城』や『SASUKE』などがある。これは、日本一のみならず、アジア一の実績とも言える。

※2 「ニコロデオン」:

開局30年超の米・ヴァイアコム傘下のMTVネットワークスが運営する世界最大規模の幼児・児童向けのケーブルテレビチャンネル。アメリカ本土だけで約1億世帯、世界160ヶ国以上でも視聴されており、日本でもBS 12 TwellVにて同局番組の数番組が視聴可能。