TBS『キリウリ』カンヌで世界契約

2009.10.28

TBSは、先週仏カンヌで開催された国際テレビ見本市MIPCOM（ミプコム）で、TBSのバラエティー番組『新型芸人オークション　キリウリ』のフォーマットの全世界配給契約を、世界最大手の番組制作会社FremantleMedia（フリーマントルメディア）社と締結した。　

このたび締結したのは、TBSが今年1月4日に新春スペシャルとして放送したバラエティー番組『新型芸人オークション　キリウリ』の番組フォーマットの世界配給に関する契約。　契約は、フリーマントル社が配給および制作拠点を持つ各国への販売と制作を手掛け、TBSがアジアとその他各国への配給を行う事を合意した世界規模のもの。　契約締結は、10月5日に英側で全世界に向けプレスリリースされた。　また、カンヌでは両社幹部による面会も行われ、その模様はカンヌでも写真入りで報道された。　契約締結に当たり、フリーマントルメディア社ワールドワイド・エンターテインメント社長のロブ・クラーク氏は、「『キリウリ』を、当社の強力なフォーマットのライン・アップに加える事が出来て大変喜んでおります。　TBSは非常にオリジナルで創造的、且つ笑いに富んだ番組を制作しました。　この番組は計り知れない可能性を秘めていると思います。」と述べている。　また、『キリウリ』の藤井プロデューサーは「自分の携わった企画がこのような形で海外の関係者に注目された事を大変光栄に思います。　今後、世界でどんな『キリウリ』が生まれるのかとても楽しみです。」と述べている。

『キリウリ』は、番組出演者が過酷なチャレンジ案を提案し、オークション形式で採用の可否を決定、採用されたチャレンジ案を提案者が自ら耐え切った場合には賞金を受け取れると言うコンセプトのバラエティー番組。　英語タイトルは“Batsu Bidding”（バツ・ビディング）。　カンヌでの評判も上々で、既に権利獲得に名乗りを上げている社も複数あり、各国での制作に期待がかかる。　一方、TBSは、フリーマントル社からフォーマットを購入した『テイク・ミー・アウト』（木曜夜放送中）の放送もしており、今後、両社は配給に関して一層の情報共有や相互協力を行う。

【FremantleMedia（フリーマントルメディア）社とは】

世界40カ国以上にてドラマ、バラエティー、ドキュメンタリーなど、あらゆるジャンルのエンターテインメント番組を展開する、世界最大規模の番組制作会社。　毎年10,000時間を超えるテレビ番組を、世界150の地域で放送。　

60以上のフォーマット、320以上のタイトルを同時展開しており、代表番組はケリー・クラークソン、ジェニファー・ハドソンを生み出したメガヒットオーディション番組『アメリカン・アイドル』、ポール・ポッツ、スーザン・ボイルで話題になった『ゴット・タレント』など。