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TBSフォーマット番組、米ネットワーク席巻!
『SASUKE』米版はNBCでG帯再放送も!

2014.07.16

TBSのフォーマット番販※1による現地制作版番組が、アメリカのネットワーク局を席巻している!

まずは、TBSの大型スポーツエンターテインメント番組『SASUKE』のアメリカ現地制作版“American Ninja Warrior(アメリカン・ニンジャ・ウォリアー:ANW)”の最新シリーズ6(ANW6)。5月26日(月)から、全米地上波NBCのG(ゴールデン)帯、午後9〜11時の2時間番組としてレギュラー放送が始まった(初回のみ午後8時からの3時間番組)。全米ケーブルEsquire (エスクワイア、旧:G4) でも、5月27日以降火曜日G帯午後8〜10時に、前日のNBCでの放送分を再放送している。同じレギュラー番組が、同時期に複数の全米ネットワークG帯で放送される事自体極めて稀で、2時間番組となるとほとんど前例が無い。

ANW6は、視聴率も絶好調で、6月2日以降、アメリカで視聴率の指標とされる、スポンサーが最も重要視する男女18〜49歳層で、同時間帯4週連続トップ、内2週は月曜全日全局全番組中でもトップと、快進撃を続けている。ANW6放送の月曜G帯には、ライバル局のFOXでは“MasterChef”に“24”の最新シリーズ“24: Live Another Day”、CBSでは“Under The Dome”の最新シリーズ、“48 Hours”、ABCでは“The Bachelorette”など、各局とも名だたる人気番組が連なる。ANW6の好調ぶりは、多数の米メディアも毎週報じている(下記、TBS海外事業公式Facebookでも一部シェア)。ANW6の視聴率が、鳴り物入りで始まった“24”の新シリーズを何度も上回っていることで、「ニンジャがジャック・バウワーに勝った」との見出しも複数メディアに掲載された。

この好調ぶりを受け、NBCは、日曜G帯午後7〜9時にも、ANW6の前の月曜放送分を再放送する決定を下した。これにより、ANW6だけでも、全米ネットワーク局で、週にG帯で6時間もTBS番組のフォーマット版がレギュラー放送されている事になる(日曜〜火曜各2時間)。

これに加え、地上波ABCでは、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』「おもしろビデオコーナー」のアメリカ版“America’s Funniest Home Videos(AFV)”も、日曜G帯午後7〜8時で、放送24年目の現在も好評のうちに放送されている。NBCがANW6の再放送を日曜午後7〜9時に開始した事で、皮肉にも、TBS発祥の2つの番組(ANW6とAFV)が、アメリカの地上波ネットワークのG帯同時間帯でぶつかり合う事態も発生している。フォーマット制作による日本発祥の現地制作版が、アメリカ地上波の同時間帯で視聴率を競い合うのは勿論初めて。また、ABCの日曜G帯午後8〜9時には “Wipeout”も放送されており、期せずしてANW6とも視聴率で競い合うことになった(TBSは、同番組制作放送側を2008年に提訴、2012年に和解決着している。詳細:

http://www.tbs.co.jp/company/news/pdf/201201251400.pdf )。 

TBSは、世界約160ヶ国で200種類近く、数千話に及ぶ「フォーマット番販」によるTBS番組の各国現地制作版をこれまでに実現している。アメリカのネットワーク局でも、他にも複数番組のレギュラー放送を実現させているが、同時期にG帯で7時間分にも達するのは初めて。TBSフォーマットの好調ぶりはしばらく止まりそうにない。