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TBS『ごきげんテレビ』内の「おもしろビデオコーナー」が放送500回達成!
米テレビ史上に新たな足跡
2012.11.14
TBSで1986年1月から1992年3月まで放送されたバラエティ番組『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』内の人気コーナー「おもしろビデオコーナー」のアメリカ版『America's Funniest Home Videos (AFV)』が、11月11日(米現地時間)、放送500回を達成し、70年を超えるアメリカのテレビ史上でも滅多にない輝かしい金字塔を打ち立てた。 『AFV』は1989年に放送開始。放送開始17年目の2006年に、米4大地上波ネットワーク局ABCのエンタメ番組史上の“最長寿”記録を更新した。以降、記録を更新し続けており、今秋23年目に突入した。視聴率競争が世界一熾烈と言われる米地上波では、番組が10年継続するのも珍しい。継続20年以上の同番組は群を抜いている。 ゴールデン帯の番組で放送500回を達成したのは、米テレビ史上でも、『Gunsmoke(ガンスモーク)』、『Lassie(名犬ラッシー)』、『The Simpsons(ザ・シンプソンズ)』の3番組しかない。また、これら3番組はドラマやアニメ系番組で、エンターテインメント(バラエティ)系番組では、『AFV』は唯一の放送500回達成作品となる。 番組プロデューサーであるヴィン・ディボナ(Vin Di Bona)氏は『AFV』について幼児からお年寄りまで全世代で楽しめる番組として、「ABCは番組を提案した4分後に購入を即決した」と当時を振り返る。同氏はエミー賞を4回獲得したほか、アメリカ放送界で最高の栄誉とされるジョージ・フォスター・ピーボディ賞を受賞。さらに2007年にはハリウッド殿堂入りを果たしている。また番組は、2009年にアメリカ史に名を連ねたことを意味するスミソニアン博物館入りも果たしている。今回の放送500回達成で、米テレビ史に新たな足跡を刻んだこととなる。 『AFV』は、アメリカ人であれば誰でも知っているほどの知名度を誇る番組で、これまでに番組に寄せられたビデオは125万本を超える。また、優秀賞を獲得したビデオ投稿者への賞金は、総額1300万ドルにも及ぶ。また『AFV』のFacebookページのファンは、148万人を突破し日々増え続けている(2012年11月第1週現在)。 これまでに100カ国あまりに輸出され、世界的な「視聴者ビデオ投稿番組」ブームのきっかけを作った。アメリカでは、“Original YouTube”(YouTube以前からあるYouTube)としても知られており、各国で根強い人気を博している。 『AFV』はTBSがアメリカBellon Entertainment社と共同で、『ごきげんテレビ』の「おもしろビデオコーナー」を1988年に「フォーマット番販」※注1)したことで実現した。なお『AFV』の投稿ビデオの一部は、『さんまのスーパーからくりTV』(毎週日曜日よる7時)の中でも放送されている。 |